世界の金需要は1.5%上昇 中国市場がけん引

世界の金需要は1.5%上昇 中国市場がけん引。

タグ:金価格

発信時間:2018-04-22 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 国際情勢の変動に伴い、世界の金価格も激しく変動している。リスクヘッジになる金の今年の動向は市場の注目を集めている。


 中国黄金協会、ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)、イギリスのMetals Focusは北京市内でこのほど、2018年の世界の金産業の発展動向、金の生産・消費、投資取引と価格動向などをまとめた『世界黄金年鑑2018(中国語版)』を発表した。


 中国黄金協会の統計によると、今年第1四半期の国際金価格は年初めの1オンス1302.70ドルから3月末に1324.95ドルになり、平均価格は1330.06ドル、前年同期比9.06%上昇した。


 『年鑑』は、この動向は第2四半期も続くと予想。市場では主要経済圏の同時成長は12カ月続くとみられており、多くのファンドマネージャーが株式市場が引き続き投資の主戦場になるとしている。これらのことから、向こう2~3カ月は金価格の小幅変動が続く見通し。


 しかし、金の中期見通しについて、『年鑑』は楽観視している。ドル軟調、株式市場の持続的変動、世界経済成長に対する楽観視の減退などにより、今年第3四半期から金価格は上昇するとみられる。 実は、2017年は金価格が上昇し、年間伸び率は14%に達した。WGC中国エリアマネージャーの王立新氏は、「2017年の金の動向は良好だった。2017年の金上昇はドル軟調、金買い増しのリスクに対するエクスポージャー、地政面の不安定などの要因によるもの」と述べ、2018年は世界経済の同時成長、世界金融市場の修正、金市場の透明度、商品供給などの影響が金価格を支えるとの見解を示した。 金市場に影響する要因は多いが、需給面も無視できない大きな要因である。


 『年間』は、2018年の金供給量は0.5%の小幅増になると予想。うち、金資源供給量は再び増加し、約10年は年々増加するとみられるが、前年同期比で見ると増加幅はピークだった2009年の8.2%から今年は0.1%に縮小した。


 2016年の世界の金資源供給量の増加幅は1.8%に縮小し、17年は0.5%に縮小。供給量は3292トンで、前年比わずか17トン増だった。

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