大型機自動着陸システム、中国の大型空港で検証成功

大型機自動着陸システム、中国の大型空港で検証成功。

タグ:大型機自動着陸システム 

発信時間:2018-04-24 11:07:26 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 大型機2機がこのほど、遼寧省の大連周水子国際空港で、「RNP AR」進入方式の検証飛行に成功した。


 同空港が22日に発表した情報によると、同2機は同日同空港でRNP AR(特別許可を要する航法性能要件)進入方式の検証飛行を行った。航空機は大型機自動進入方式を使用し、操縦士の操作なしに順調に障害を回避し、着陸に成功した。中国の年間旅客輸送量が延べ1000万人を超える大型空港で同技術が検証されたのはこれが初。


 RNP ARは機内ナビゲーション設備とGPSにより航空機の着陸を促す新技術で、世界の航空業界で公認されている飛行ナビゲーションの未来の発展の流れだ。RNP ARにより航空機はILS(計器着陸装置)の地上レーダーへの依存を断ち切り、高い障害物を効果的に回避し、空域の食い違いを効果的に解消する。特に地形が複雑で気候の変化が激しい空港に対して、十分に効果を発揮できる。


 同空港で同日この検証を行ったのは、A320とボーイング737。事前に設定されたテスト飛行計画に基づき、2機は大連の上空を6回旋回し、14の計画プログラムを踏まえ、1時間半の飛行を行いテスト飛行・検証に成功した。

 

  中国民用航空東北地区管理局の孔繁偉副局長によると、今回のテスト飛行・論証には2つの重要な進展があった。まず国内1000万級運輸空港で初めてナビゲーション新技術の応用が実現された。次にナビゲーション新技術の精度が一度に0.3海里から0.15海里に飛躍した。


 中国の年間旅客輸送量が延べ1000万人を超える大型空港で同技術が検証されたのはこれが初。


 同空港は年末にもこの新技術を採用する見通しだ。同空港の業務量はピーク時に1時間26機に達する。新技術の採用により、効率が26.9%上昇し、1時間33機に達する見通しだ。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月24日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで