27日に開幕する2018年北京国際モーターショー。中国国内から20社近い新エネルギー自動車のスタートアップ企業(エコカーベンチャー)がおよそ50台の新エネ車にコンセプトカーを出展する予定だ。国内メーカーが出展する新エネ車の半分を占め、うち大半の新車が向こう2年以内に発売される予定だという。
合計で約70の国内外の老舗自動車ブランドからは100台以上もの新エネ車の量産試作車やコンセプトカーが出展される予定で、このうち純電気自動車は7割以上を占めるという。
この3年間に繰り広げられた新エネ車のスタートアップと従来型の自動車メーカーとの間の競争が世論戦、心理戦、資本争奪戦だったとすれば、今モーターショーは至近距離での「前哨戦」になるとみられる。
300社以上の新ブランドに1兆元以上もの投資、500万台もの生産能力計画――こうした数字は各種報道でよく見かけ、国内の新エネ車熱を物語っている。インターネット遺伝子、ユーザー思考、新ビジネスモデル――こうした言葉やコンセプトからも新エネ車のスタートアップの強みを伝えるもので、消費者側も全く知らないわけではない。