世界銀行は現地時間21日にワシントンで開かれた春の年次総会で、130億ドルの増資計画が株主からの多数の支持により可決されたと発表した。世銀の増資は2010年ぶり。世銀が公式サイトで発表した情報によると、この130億ドルには国際復興開発銀行からの75億ドル、国際金融公社からの55億ドルが含まれる。
世銀のジム・ヨン・キム総裁は同日「今回の増資が完了後、世銀の年平均融資額は2017年の600億ドル、2018年の800億ドルから1000億ドルに拡大し、かつこの規模を2030年まで維持できる見通しだ」と述べた。
キム総裁は世銀の各株主からの力強い支援に謝意を表し、「3年間の苦しい交渉を経たが、この措置は世銀への信頼投票となった。増資計画により、世銀は貧困・脆弱国のリスク対処をより良く支援できる」と述べた。報道によると、世銀はこの新たな資金を、難民増加や伝染病流行など差し迫った問題の関連援助に充てる。