「クルマのある新生活を定義をする」をテーマとする今回の北京国際モーターショー。中国ネット大手のBAT(百度、アリババ、騰訊(テンセント)の3社を指す)から資金面でのサポートを受ける蔚来汽車(NextEV)、威馬汽車(WM Motors)、小鵬汽車(Xiaopeng Motors)や、世間の注目を集める拝騰(BYTON、バイトン)、国家発展改革委員会(発改委)から早々に生産許可を受けた長江汽車、前途汽車、江淮大衆、さらに奇点汽車、愛馳(AIWAYS)、正道、零跑、欧拉、新特などのスタートアップが量産試作車やコンセプトカーを発表し、従来型メーカーの新エネ車と競い合う。
実際には、北京モーターショーという大舞台に出る前から競争は始まっている。2015年創業の零跑汽車は浙江省金華市にある生産拠点でプロジェクトを立ち上げ、提携パートナー大会を開いた。同じく2015年創業の威馬汽車も浙江省温州市にある工場で同社初の量産車「EX5」がラインオフし、今年下半期にも納車予定だという。
年初に米国で開催された世界最大級の家電見本市「CES 2018」で多目的スポーツ車(SUV)のコンセプトカーを発表した拝騰は、(BYTON、バイトン)江蘇省南京市の工場が本格的な建設段階に入り、来年上半期にも一期工事が完了し、量産開始の運びとなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月23日