中国商務部は四川省成都市で23日-24日の両日、「消費高度化行動計画」活動会議を開き、同計画の実施に向けた政策方針と取組について説明し、2018年の重点活動について計画を示した。「経済参考報」が伝えた。
中国共産党第18回全国代表大会(十八大)以来、中国の消費市場は比較的速いペースで安定的に成長し、規模は着実に拡大した。消費構造は改善が続き、中国は世界第2の消費財市場、第1のネット通販市場となった。消費の経済成長に対する基礎的な役割が顕著に強まり、2018年1-3月期の消費のGDP成長への寄与率は77.8%に達した。しかし先進国と比べると、中国の消費は質と構造などの面でまだ一定の開きがあり、その発展余地は大きい。
中国共産党第19回全国代表大会(十九大)報告は、◇消費を促進する仕組みを整備し、消費の経済成長に対する基礎的な役割を増強すべき、◇ミドルハイエンド消費などの分野で新たな成長の目玉を育成し、新たな原動力を形成すべき、◇シンプル・適度、グリーン・低炭素な生活様式を提唱し、贅沢・浪費と不合理な消費に反対する、と提起した。会議はまた、「消費高度化行動計画」はビジネス部門が十九大精神を貫徹するための具体的行動であり、ビジネスの発展推進に向けた重要措置であるとともに、消費促進ひいては国内商取引全体の発展に力強い支えになると指摘した。