国家知識産権局の申長雨局長、国家版権局の于慈珂報道官は24日午前に国務院新聞弁公室で開かれた記者会見で、2017年の中国知的財産権(知財)発展の関連状況を紹介し、記者からの質問に回答した。申局長は記者会見で、次のように説明した。
2017年の知財は、創造の量が拡大し質が向上した。通年の発明特許出願件数は前年比14.2%増の138万2000件に達し、7年連続で世界一となった。PCT(特許協力条約)国際特許受理件数は12.5%増の5万1000件で世界2位に浮上した。1万人あたり発明特許保有件数は9.8件。商標登録出願件数は55.72%増の574万8000件で、16年連続で世界一となった。有効商標登録件数は累計1492万件。中国の出願者によるマドリッド協定議定書に基づく国際出願件数は4810件で世界3位。
中国は知財の保護をさらに拡大し、授権・権利確定、行政・法執行、司法保護、仲裁、業界自律などの各サイクルの知財保護体制の形成を加速し、革新主体と市場主体により効果的な法治環境を提供する必要がある。
中国は「特許法」改定を契機とし、知財の侵害に対する懲罰的賠償制度の形成を加速し、違法コストを大幅に引き上げる。またよりスムーズで効率的かつ低コストの権利保護ルートの構築を加速する。中国はすでに19カ所の知財保護センターを設立しており、今年はさらに規模を拡大し構造を改善する。
中国はさらに知財をめぐる国際協力を掘り下げ、より開放的・包括的で、バランスの取れた効果的な知財国際ルールの構築を推進し、中国の知財が世界でも効果的に保護されるようにする。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月25日