文字 経済 > 

発信時間：2018-05-04 16:19:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　院士3人を中心とする専門家30人が2日間・4回の審査が終わり、第1回「全国高品質稲品種風味品評」の結果が3日、広州市で発表された。中国の米の品種のトップ10が初めて選出された。国家水稲良種重大科学研究共同難関突破チーム水稲育種首席執行専門家の万建民氏によると、今回の審査では世界的に有名な高品質米である、日本のコシヒカリ、タイのジャスミン米が比較対象とされた。一部品種の個別の指標は、この2ブランドに匹敵した。

　中国農業農村部が3日午後に開いた国家高品質稲品種難関突破推進・審査説明会において、「通系933」「竜稲18」「美香占2号」「象牙香占」などの品種が、第1回「全国高品質稲品種風味品評」金賞を受賞した。

　今回の専門家チームには万氏の他に、福建省農業科学院研究員の謝華安氏、瀋陽農業大学水稲研究所長の陳温福氏が含まれた（いずれも院士）。謝氏は記者に対して「今回の審査には、主につや、匂い、味など6つの指標が含まれ、調達した魚沼産コシヒカリやタイのジャスミン米と比較した。最後の全国75の品種から、高品質品種を選び出した」と説明した。

　会議に出席した中国農業農村部副部長の余欣栄氏は「中国の水稲栽培は近年、高生産量から高品質・高生産量に移り変わり、品種交代が進んでいる。米の品質が、上昇傾向を示し始めている。昨年の高品質米の比率は37.1％に達し、5年前より5ポイント弱増加した。今回の活動は、中国の水稲品種が生産量中心から、高品質・高生産量に移り変わるため重要なけん引力を発揮した」と指摘した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2018年5月4日

中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版（チャイナネット）」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

友達に教える|印刷|お気に入りに登録|ページトップへ戻る