中国鉄道総公司(以下、中鉄総)が2017年度財務報告と2018年第1四半期財務報告を発表した。
2017年の中鉄総の税引き後利益がここ5年の最高を記録した点に注目したい。2016年は税引き前利益マイナス11億7300万元、所得税マイナス22億4900万元、税引き後利益は10億7600万元の黒字を実現。2017年は税引き前利益124億6800万元、所得税106億5000万元とともにプラスで、税引き後利益はここ5年で最高の18億1900万元になった。
負債の増加幅も大幅に縮小した。ここ3年、中鉄総の負債の増加幅は変動していた。2015年は4196億元増、16年は6200億元増、17年は2725億元増で、増加幅は大幅に縮小している。
ここ数年は貨物輸送業の収入増加が旅客輸送業の収入増加を上回っていたが、2018年第1四半期の輸送業の収入は1786億7200万元で前年同期比5.73%増、うち貨物輸送は707億5300万元で8.57%増、旅客輸送は837億6700万元で8.93%増となった。貨物輸送と旅客輸送の増加幅がほぼ同じで、旅客輸送が追いつきそうな動きもある。
また、2017年の全国鉄道固定資産投資は8010億4300万元で前年比0.059%減。18年に同社は7320億元の固定資産投資を行う計画で、固定資産投資は3年(2015~18年)で初めて8000億元を下回る。
2016年の税引き前利益マイナス11億7300万元、所得税マイナス22億4900万元だったが、税引き後利益は10億7600万元の黒字を実現した。17年は税引き前利益124億6800万元、所得税106億5000万元とともにプラスで、税引き後利益はここ5年で最高の18億1900万元になった。
そのほか、2018年第1四半期の全国鉄道固定資産投資は919億7200万元で前年同期比4.75%減。今年は7320億元の固定資産投資を行う計画で、すでに12.56%を達成した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年5月4日