カーシェアリングの新動向:カスタマイズ、インテリジェント化、貸売結合

カーシェアリングの新動向:カスタマイズ、インテリジェント化、貸売結合。

タグ:カーシェアリング 新動向

発信時間:2018-05-05 09:55:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 滴滴出行と自動車企業31社の「洪流連盟(Dアライアンス)」設立、首汽約車と一汽紅旗の戦略協力協定締結、江淮汽車と蔚来が共同開発したiEVA50の北京モーターショー登場などが近ごろあり、複数の業界関係者は、これらは自動車業のハードウェア商品とソフトウェアサービスの境が曖昧になり、カスタマイズ、インテリジェント化、レンタル・販売結合などの特徴がカーシェリング発展の新たな動きになることを示すと見ている。

 

 カスタマイズはサービスを向上させる。安徽江淮汽車集団股フェン有限公司新エネルギー乗用車公司の汪光玉副総経理は、「インターネット自動車企業は大量のユーザーニーズを把握し、自動車メーカーはこれらのデータをもとに開発サイドから合理化し、よりニーズに合った商品を開発できる」と話す。

 

 首汽約車の魏東CEOは、「首汽約車は一部都市にCI車載スマートハードシステムを導入した。車内に子供がいるとき、システムは子供番組を自動再生する。送迎サービスを利用する乗客には目的地の天気、観光スポット、グルメなどを紹介する。しかし、これらのサービスは車と融合させ、自動車メーカーとともに行う必要がある」と話した。

 

インテリジェント化はシェアを推進する。広州汽車集団股フェン有限公司の馮興亜総経理は、「自動運転車の登場後、交通費の60%以上を占める決定的要素が低下し、コストを重視する人はカーシェアリングを選ぶようになるだろう」との見解を示す。

 

 「自家用車は購入費を計算する必要があるが、カーシェアリングは運営業者に販売し、距離で使用コストを計算できる。ガソリンを電気に変えてコストを削減したことで、自動車企業はインターネットで利益を得ることができる」と、滴滴出行の創始人・会長・CEOの程維氏。

 

 所有車をシェアカーにし、レンタル・販売を結合させることが可能になる見通し。汪光玉氏は、「車を購入する資金がない人は、レンタルし、分割で支払い、シェア業務の利益で費用を支払うこともできる」と話す。

 

 中国の自動車業界でモデル転換が加速化している。中国汽車工業協会の統計によると、2017年の中国市場の自動車生産台数は2901万5400台で前年比3.19%増、販売台数は2887万8900台で3.04%増だが、伸び率は前年同期より11.27ポイントと10.61ポイント縮小した。

 

 開催中の2018年北京国際モーターショーで、メーカーは電気化、インテリジェント化にモデル転換している。ライドシェアは交通費を削減し、ニーズを刺激できることから、多くの企業から注目されている。

 

 国家情報センターが発表した『中国シェアリングエコノミー発展年度報告(2018)』によると、2017年の中国のシェアリングエコノミー融資規模は約2160億元、うち交通分野は1072億元だった。


 しかし一部の業界関係者は、カーシェアリングの比率がさらに拡大する前に、自動車の使用度が高まれば交通圧力が高まり、都市の渋滞のさらなる深刻化は避けられないだろうとの見解を示した。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年5月5日


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