ボジカリャフ氏は、今回中国人の仕事の水準を目の当たりにする機会ができただけでなく、彼らと共同で事業を行うことも可能になったと話す。「新しい技術と経験を取り込むことでロシアの地下鉄施工水準が上がるとともに、競争環境が形成されることも重要だ。中国鉄建のような企業と肩を並べることは容易でなく、同社は30万人の従業員を抱え、自社のシールド機を持つが、ロシアは国外から機会を輸入しなければならない。中国人は間もなく、シールド技術をモスクワに持ち込み、トンネルの掘削を開始する。契約によれば、2017年から2019年にかけてすべての工事が完成する予定」と強調した。
モスクワの外環地下鉄は全長が62.3km、駅は28カ所ある。モスクワでは2本目の地下鉄環状線で、2020年に営業を開始する計画となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月6日