中国では、技術イノベーションと企業のコスト削減を促す政策が、今年に入り相次いで打ち出されている。国務院常務会議は3月28日と4月25日に一連の減税措置を打ち出した。減税の「ボーナス」が、各業界に次々とサプライズをもたらしている。
3日に開かれた国務院政策記者会見において、中国財政部及び国家税務総局の責任者が減税措置について紹介・説明した。中国財政部の程麗華副部長は「この一連の措置は中国の税制をさらに改善し、中国経済の質の高い発展に政策の保障をより良く提供する」と表明した。
程副部長は「従来と異なり、最近の減税措置にはいくつかの大きな特長がある。方向性がより明確で、零細企業のコストを直接軽減し、企業の創業の積極性を高め、イノベーションの潜在力を引き出した。受益面がさらに広く、多くの零細企業に政策のボーナスを届けることができる。また政策には安定性と連続性がある。例えばベンチャーキャピタル及びエンジェル投資政策は現在、各地で成熟した経験を積み重ねており、市場の景況感の安定を促している」と述べた。
統計データによると、今年第1四半期の中国新規登録企業数は132万社で、1日平均で1万4700社に達した。イノベーション・創業の動力が成長を続け、国民生活と雇用情勢が好転した。