中国鉄路総公司が発表した情報によると、鉄道部門は今年7月1日より第2段階となる列車運行ダイヤの調整を実施する。同時に高速鉄道の動車組(新型高速列車)の乗車料金システムの改善を行う。
(一)南京〜武漢、柳州〜南寧を結ぶ高速鉄道は時速250キロで運行し、関連路線の列車運行ダイヤを改善・調整する。
(二)動車組の列車市場化計画を実施し、平日ダイヤ、週末ダイヤ、ピークダイヤを計画する。週末ダイヤは平日ダイヤより動車組を193本増発し、ピークダイヤは週末ダイヤより動車組を364本増発する。輸送力の投入と乗車需要の正確なマッチングの実現に努力し、平日、週末、連休、春と夏のピーク、突発的な乗車の需要を満たす。
(三)新路線開通計画に基づき、楚雄〜大理、深セン〜湛江、江門〜茂名、ハルビン〜チャムスの運行ダイヤを作成する。
(四)徐州〜蘭州、西安〜成都、南寧〜広州、貴陽〜広州、重慶〜貴陽、成都〜重慶、合肥〜福州、南寧〜成都などの動車組を増発する。
(五)既存の旅客列車の運行計画を改善し、運行品質を高める。
(六)夏季の市場の需要に基づき、夏季臨時運行ダイヤを作成する。
(七)貨物列車の運行を改善する。需要に応じて中欧、沿江などの増発を計画する。
同責任者によると、鉄道部門は各種交通手段の合理的な価格比較を実現し、市場の需要に柔軟に対応し、各旅客の移動の需要を満たし、上下に変動する高速鉄道動車組乗車料金体制及び料金変動メカニズムを構築するため、市場の需要や鉄道建設・運営コスト及び旅客の消費志向などの要素を総合的に検討し、今年7月5日より開通済みの合肥〜武漢、武漢〜宜昌、貴陽〜広州、柳州〜南寧、上海〜南京、南京〜杭州の運行時速200−250キロの高速鉄道動車組の乗車料金を改善・調整し、公開料金を上限とする乗車料金を徴収する。鉄道関連企業は乗客数に基づき、季節、時間帯、席、区間ごとに乗車料金を上限内で引き下げることができる。値下げ幅は最大35%。調整後の乗車料金は現在と比べ、上がる場合と下がる場合がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月7日