中国軽工業の品質規格に関する「全国軽工業質量標準工作大会」が8日、北京で開かれた。
中国では軽工業の標準規格に関する国際化への取り組みが大きく進展。2017年末までに中国主導で国際標準75項目を制定したほか、300項目余りの制定に関わるなど、中国製品の世界市場への順調な進出を力強く支えている。
統計によると、2017年末時点で軽工業の現行規格は5728項目ある。内訳は、国家規格が2423項目、業界規格が3215項目、軍用のMIL規格が90項目で、軽工業検査機関は87社となっている。
中国軽工業連合会の張崇和会長はこの席で、今後、業界のグリーン製造とスマート製造に重点的に取り組み、関連規格制度の確立や団体規格に関する作業を行っていく考えを示した。
同会は年内に団体規格20項目を制定するほか、2020年までに1000項目を制定する予定だとしている。また、国際標準化機構(ISO)との協力を強化し、国際標準化作業における中国の発言力を増していくほか、2018年末までに国際規格との整合性を現在の86%から95%以上に引き上げたいとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月9日