開催中の第2回世界スマート大会において、国家スパコン天津センターは中国次世代100京級スパコン「天河3号」プロトタイプを初公開した。プロトタイプは今年6月に設置され、年末に正式に稼働開始する見通しだ。
記者が現場を訪れたところ、3つのキャビネットが天河3号を形成していた。キャビネットの高さは2メートルほどで、全身黒色。青と緑の目立つラインの間に「天河」という二文字が非常に目立っていた。
天津スパコンセンター応用研究開発部の夏梓峻副部長は、「プロトタイプは100%自主革新を採用。国産飛騰CPU、国産天河高速インターネット通信、国産麒麟OSを採用。その総合的な計算能力は天河1号に相当する」と説明した。
「天河3号のプロトタイプは今年6月に天津スパコンセンターに設置され、年末に正式に稼働開始する予定だ。プロトタイプは天河3号の技術路線を検証する」
中国初のペタフロップス級スパコン「天河1号」が2010年、国家スパコン天津センターに設置され、国内外にスパコンサービスを提供した。