商務部の高峰報道官は17日に行われた定例記者会見で、今年1~4月の中国の消費や対外投資などビジネス運営状況を説明した。
▽対外投資協力が安定的で健全な発展を維持
1~4月には、中国国内の投資家が世界144ヶ国・地域の企業2459社に非金融分野の直接投資を行い、投資額は累計355億8千万ドル(1ドルは約109.4円)に達して、前年同期比34.9%増加し、6ヶ月連続の増加となった。対外請負プロジェクトの実行ベース営業額は448億3千万ドルで同13.9%増加。新規契約額は613億9千万ドルで、前年同期の水準をほぼ維持した。対外労務協力で派遣した労働者は12万8千人に上り、4月末現在の各種在外労働者は9 8万3千人で同6万5千人増加した。
高報道官は、「今年1~4月には、対外投資協力が安定的で健全な発展を維持し、主に4つの特徴がみられた」として、次の4点を挙げた。
(1)「一帯一路」(the Belt and Road)参加国への投資協力が積極的に推進された。
(2)対外投資の産業構造が最適化を続け、理性を欠いた投資が効果的に抑制された。
(3)東部地域が引き続き対外投資の主力となり、長江経済ベルト沿線の省・直轄市の動きが目を引いた。
(4)対外請負プロジェクトは大型プロジェクトの新規契約が多数あり、輸出を牽引する役割が目立った。