米メディアによると、中国は均衡ある発展を遂げる大国とは言い難い。一部の所得指標から見ると、上海と北京の住民の豊かさはスイスとほぼ同じだが、グアテマラに近い生活水準の地域もある。
ブルームバーグの報道によると、中国本土は地域によって経済力に開きがある。東北部には旧工業地帯、中部平原には農業地帯が広がる一方で、アリババ・テンセント・華為などIT企業企業の支援でシリコンバレーに追い付き追い越そうとする地域もある。
大きな格差の一端では、一部の住民が先進国と同様に大都市で電気自動車を静かに走らせたり、消費者として画像認識技術の様々な恩恵を受けたりしている。中国全土では、数億人の消費者が自分のスマートフォンでショッピングや決済を行っている。
一方で、農村部にはまだ飲み水を井戸から自分でくみ上げなければならない住民もいる。