世界ブランド価値ランキング、中国勢が急伸

世界ブランド価値ランキング、中国勢が急伸。

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発信時間:2018-05-30 14:43:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 世界ブランド価値ランキング「BrandZ」の2018年度版が発表され、中国ブランドが喜ばしい成果を手にした。テンセントは今年フェイスブックを抜き、世界5位の価値を持つブランドになった。アリババは中国で2番目にトップ10入りした企業になった。テンセントとアリババのブランド価値は、中国人がよく知るディズニー、ルイ・ヴィトン、サムスン、トヨタ、イケア、シーメンスなどを大きく上回っている。今年トップ100入りした中国ブランドは14社で、ネット通販大手・京東商城と宅配大手・順豊エクスプレスは初入選となった。


 世界最大の市場調査グループの一つであるカンターと世界最大の広告代理店グループであるWPPが、同ランキングを毎年共同発表している。世界の消費者の心に最も深く根ざしているブランドを反映する、権威あるランキングとされている。世界の消費者300万人を調査し、各社の財務・業務状況も評価する。


 今年のトップ10は、グーグル、アップル、アマゾン、マイクロソフト、テンセント、フェイスブック、Visa、マクドナルド、アリババ、AT&Tの順。カンターは報告書の中で「米国以外のブランドが最も急成長した年となった。画期的な中国ブランドが大きな影響を生み、14社がトップ100入りした。中国ブランドの価値は前年比47%増で、米ブランド(23%増)の2倍以上の伸び率を示した」と指摘した。


 今年トップ100入りした中国ブランドには、テンセントやアリババの他に、4大銀行と2大保険会社(平安、人寿)、さらに中国聯通、貴州茅台、百度、ファーウェイ、京東商城、順豊エクスプレスが含まれた。


 BrandZの責任者である王多琳氏(音訳)はCNNに対して「中国経済の台頭と能力の高い若き消費者が、聡明な経営者にチャンスをもたらした。中国の若者の多くが国産ブランドを好むようになった。これらのブランドの米国市場での浸透はまだ初期段階にあるかもしれないが、その他の地域では歓迎されている。アリババはブラジルやチリなどの中南米市場の開拓に成功しており、テンセントはタイやシンガポールなどの東南アジア市場でも認められている」と指摘した。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月30日


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