中国工業情報化部(工信部)の最新統計によると、2018年1-4月の中国ソフトウエア・ITサービス産業のソフトウエア事業売上高は約1兆8200億元だった。前年同期比での伸び率は14.3%と、前年同期を1.2ポイント上回った。うち、3月と4月の伸び率はいずれも15.1%で、1-2月の平均伸び率を1.8ポイント上回った。
売上高の伸びが加速するとともに、ソフトウエア業の利益と輸出の伸びも加速し、就業者数と賃金総額も着実に増加している。統計によると、1-4月の同産業の利益総額は2196億元、前年同期比での伸び率は11.4%と、前年同期を0.6ポイント、今年1-3月を1.1ポイント上回った。同産業の輸出額は165億元、前年同期比での伸び率は3.8%と、前年同期を4.8ポイント上回った。うち、アウトソーシングサービスの輸出は4.4%増加、組み込みシステムソフトの輸出は2.8%増加した。
「産業用オペレーティングシステム・産業用アプリケーションの重要性については、これまで辛抱強くユーザーに説明する必要があったが、今年に入ってからはメーカーが自発的に提携を持ちかけてくるようになった」。北京索為系統技術公司の李義章会長は、「昨年上半期までに、北京索為が蓄積してきた産業用アプリは12年間で約5700件にすぎなかったが、今年5月の時点で索為Sysware業務用オペレーティングシステム上で利用できる産業用アプリは5万2000件に上る」と語る。