大橋の開通は、現地に富ももたらす。スルツ町では、牧畜業が発達し、オレンジなどの果物生産も盛んだ。これまでは河流に阻まれ、熟した果物を適時に運び出せずに腐らせることが多く、牛では小舟を引いて外地に運ぶことしかできなかった。果物園の代表者は開通セレモニーで、現地人の声を代弁し、「中国電建、ありがとう!この橋の開通で、私たちのオレンジを最高のタイミングで運び出し、良い値段で売ることが可能になった」と述べた。
駱成生氏は、スルツ橋の建造によって、中国企業が現地住民の「橋梁建設の夢」を実現しただけでなく、「高水準のプロジェクトにより、現地住民に幸福をもたらす」という企業理念も実行したと話す。大橋の竣工は、現地で大きな反響を引き起こし、ボリビアの主要メディアがこぞって報道した。ある現地紙は、「橋梁の建設は、プロジェクトの現地国に貢献をする中国企業が常に忘れない気持ちを示した」と伝えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月31日