中国工業情報化部(工信部)と財政部はこのほど、2018年度電気通信ユニバーサルサービス試行申請の受付を開始した。これと同時に、中国政府は年内に4G(第4世代通信規格)基地局約2万局の設置完了を目指している。
中国のユニバーサルサービス申請対象には、要件を満たす行政村や辺境地域、島嶼などが含まれる。申請する際は、ブロードバンドネットワークが先導性を有していることや、戦略的な効果があることなどを十分勘案し、貧困脱却や農村振興なども総合的に踏まえる必要があるとしている。
『2018年度電気通信ユニバーサルサービス試行申請ガイド』に基づき、辺境地域での4G対応エリアの拡充を加速し、2020年までに全国の行政村の4Gカバー率(同村民委員会から5キロメートル以内に4G基地局があるか、または同村村民委員会や学校、診療所、20世帯以上の人口居住地域での4G通信が可能な比率)を98%以上に引き上げるほか、辺境地域の4Gカバー率を大幅に引き上げるとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月1日