中国国家統計局と中国物流購買連合会が31日発表した2018年5月の製造業購買担当者指数(PMI)は51.9と、前月比で0.5ポイント上昇した。
国家統計局サービス業調査センターの上席アクチュアリー、趙慶河氏は、「5月の製造業PMIは前月を0.5ポイント、前年同月を0.7ポイントそれぞれ上回り、2017年10月以来の高水準となった。製造業の景気が急速に好転しており、成長を支える原動力が一段と強まっている」との見方を示した。
中国物流情報センターのアナリスト、陳中濤氏は、「製造業PMIを構成するサブ指数をみると、需給などを示す主要指数はいずれも若干上昇し、前年の同じ時期と比べて大幅に上回った。全体的にみると内生的な経済成長の原動力が強まり、成長の質も継続的に向上、短期的な変動に対する靱性(レジリエンス)も強まるなど、中国経済は安定基調で推移している」と指摘した。