新華社の取材に対してデニソフ大使は、中国がSCOの発展に果たしてきた役割を高く評価し、「中国はSCOが生まれた国で、これまでSCOの活動に積極的に関わってきた。SCOをどのように発展させるか、活動のメカニズムをどのように確立するか、具体的問題についてどのような方式で解決するか、各加盟国がどの分野で協力を展開するかなどをめぐり、中国は各方面で重要な役割を果たしてきた。」と述べた。また、「今回のSCOサミットのホスト国として、中国はここ1年で一連の重要な会議や大規模な多国間協力活動を実施し、今回の青島サミット開催に向け強固な基盤を固めた」と指摘した。
デニソフ大使は中露両国のSCO枠組み内での協力について、「ロシアと中国は各分野で非常に活発な協力を行っており、特に電気エネルギー・原子力・ハイテク産業・宇宙事業などの分野での協力が急速に進んでいる」と評価した。そして、「ロシアと中国は大国同士の善隣・平等・互恵関係の手本となるような関係を確立した。ロシアと中国は大国であるとともに隣国であり、国際情勢が緊迫していくなか、ロシア・中国の全面戦略協力関係はとりわけ重要になる」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月4日