知的財産権の保護、イノベーションの原動力を生み出す

知的財産権の保護、イノベーションの原動力を生み出す。

タグ:知財権保護

発信時間:2018-06-05 15:44:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 「過去10年、全世界が見守る中で、中国政府は知的財産権保護をめぐる環境改善で著しい成果を上げた」。このほど開かれた「国家知的財産権戦略綱要」施行10年の評価を行う外資系企業・機関の座談会に参加したクアルコム・IBM(中国)・エリクソンなど外資系企業・機関の代表は、知的財産権保護に関する中国の取組と進歩を次々と称賛した。この評価を裏付けるように、益々多くの外資系企業が中国で知財権紛争を解決し、多くの中国企業が知財権をめぐる経験を活かして国際市場の開拓に成功している。


 「知的財産権は世界各国のイノベーション協力の架け橋となるべきだ」。中国は国内の知財権保護を強化すると同時に、知財権の対外協力交流にも積極的に参加している。例えば、「一帯一路」知的財産権協力強化協議および司法交流協力覚書への署名や、「BRICS首脳厦門宣言」に知財権協力の内容を盛り込んだこと、中欧地理的表示(GI)保護協定の交渉で実質的進展を促したことなどが挙げられる。一方で、中国はマイケル・ジョーダンの商標登録をめぐる事案をはじめとする知財権侵害訴訟を厳正に処理し、国外企業に積極的に知財権使用料を支払うなど、国内外の企業の知財権を平等に保護する姿勢を示したことも世界的に称賛された。ある知財権事務所関係者は、「ここ2年で、欧州の顧客向けに中国の知財権保護体系を自信を持って説明できるようになった。中国の知財権保護環境は10年前とは完全に様変わりしたと言える」と語る。


 「知的財産権の保護強化。これは財産権保護制度を完全なものに整えるための重要な内容であり、中国経済の競争力向上を最大限に促すものでもある。これについては、外資系企業からの要望もあるが、中国企業からの要望はさらに多い」。今や、知財権保護は中国が質の高い発展を目指すうえでの内的要求となった。国家知的財産権局の再編から、現在改訂中の特許法への懲罰性賠償措置組み入れ、複数の知財権保護センター設立まで、中国は知財権保護をめぐる措置を常に拡大・強化し、知財権保護の決意と自信を表明、イノベーション主導の発展の船が大海原に漕ぎ出すのを後押ししている。


 「知的財産権の一端はイノベーションに、一端は市場につながり、科学技術の成果が現実の生産力に転化する重要な橋渡しと絆の役割を果たしている」。知財権について、専門家はこのように例えた。「絆」と「橋渡し」は、双方をつなぎ合わせ、遠くまで道が通じることを意味する。我々は知的財産権の保護強化を通じて、社会全体の知恵と力をイノベーション主導の発展戦略に結集すれば、より素晴らしい未来が開けるに違いない。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月5日




TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで