海南ノービザ政策が施行1ヶ月 露韓の観光客最多

海南ノービザ政策が施行1ヶ月 露韓の観光客最多。

タグ:中国観光

発信時間:2018-06-06 17:37:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

北京連合大学観光産業経済学院の張金山院長は、「海南が59ヶ国からの観光客を対象としたノービザ新政策を施行するまでは、ロシアや韓国などが海南の主なインバウンド観光客供給源だった。そして今、政策が施行されてから1ヶ月が経ちノービザインバウンド観光客の数には全体としてそれほど大きな変化はないとみられる。地理的な位置を考えると、ロシア、韓国、インドネシアなどのアジア諸国は中国からの距離が近く、中国に旅行するのに便利な位置にあるといえる。中でもロシアは中国にとって最大の隣国で、インバウンド観光客はこれまでも多かった。今、海南でノービザ政策が打ち出されたことも、ロシアの観光客の旅行熱を高めている。韓国の観光産業はここ2年ほどはアウトバウンド観光客数がインバウンド観光客数を大幅に上回り、観光収支の赤字の規模が拡大を続けている。米国、オーストラリア、カナダなどの西側諸国からのインバウンド観光客は少ない。これはこうした国々にとって中国は長距離旅行の目的地であり、観光客の多くは中国より近場のカリブ海などの沿岸リゾート地を選ぶ傾向が強いためだ」と分析する。

また張院長は、「直近の1ヶ月間のデータをみると、海南の59ヶ国からの観光客向けノービザ政策は確かにインバウンド観光客数を増やしたが、増加傾向はいずれ落ち着くとみられる。政府は海南観光を発展させるために優遇政策を打ち出すが、海南省の観光は海や自然の生態環境が中心で、歴史や文化の蓄積は少なく、観光資源に一定の弱点がある。よって中国と西洋の文化の違いを体験したい外国人観光客を呼び込む力は弱いといえる。関連の主管部門は海南観光の特色を引き続き開拓し、海外からの観光客を誘致する力を高める必要がある」と指摘した。(編集KS)

「人民網日本語版」2018年6月6日


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