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中国EC業、4000万の雇用を創出。
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イノベーション・起業を後押し
「情報をネット配信できなくなった。栽培量が販売量に追いつかない。商品を取りに来られても、野菜がなければ困る」と話す河南省博愛県孝敬鎮で野菜を栽培する宋暁玉さんは、以前は自分が育てた野菜が売れないことを恐れていたが、ネット販売を開始してから「客が来るのが怖くなった」という。
2014年以降、同県は野菜栽培などの優良産業と連携してECによる貧困脱却を模索し、全県の60％以上の貧困者の収入を増加させた。
ECは近年、起業・イノベーションの選択肢になりつつあり、農村の余剰労働力、帰郷して起業する青年、退役兵士、都市部の障害者に就職の新たなルートを切り開いた。
浙江省には全国の3分の1を占める506のEC村があり、20万人の雇用をもたらした。貴州省の関連部門はビッグデータサイトを利用してEC業従事を促し、大きな効果を上げた。安徽省は2017年に農村EC公共サービスセンター、物流配送センター、農村サービス所を建設。チベット自治区は現地の豊富な観光資源と森林資源を生かしてECの農村導入に取り組み、松茸、チベットブタ食品、冬虫夏草、ビーフジャーキーなどの特産物をネット販売している。
また、中国のEC企業は雇用促進にも取り組んでいる。例えば、蘇寧は近年、農村EC講座を20万回以上開き、帰郷して起業する青年は1万人に達し、1500万人の農民にサービスを提供。アリババも農村で約3万人の接客係を育成し、農村部のインターネット応用に貢献している。
『2017年度中国農村EC発展報告』によると、2017年だけで農村のネットショップは2800万人以上の雇用をもたらした。
引き続き発展する見通し
今年5月、広東省の学校で行われた就職説明会で、212社が卒業生に計6200以上の雇用を用意した。中でもEC分野は人気があり、不動産や飲食サービスなどの伝統産業の企業もECスタッフなどの業種を用意し、中には1万2000元の高額報酬でEC人材を専門に募集する企業もあった。
就職説明会の担当者は、「業界の急発展の背後にはEC企業の急速な台頭がある。多くの伝統産業もECと融合し、ECは市場の主流になっている」と話した。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2018年6月9日
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