2017年上半期に世界で19億件のデータが漏えいし、2016年通年を上回った。2017年通年は50億件以上。
これは証券日報が主催した「ネットセキュリティ資本シンポジウム」において、ネットセキュリティサービスの志翔科技の蒋天儀CEOが発表したデータだ。
データ漏えいが激増し、ネットセキュリティ問題が増え続けている。
フェイスブックによるユーザー情報漏えいは今年3月、世界的な大問題となった。EUはこのほど「史上最も厳しいデータ保護条例」と呼ばれる一般データ保護規則(GDPR)を発表し、業界に重大な影響を及ぼした。
データ安全はかつてないほど重視されている。複数の業界関係者は同シンポジウムで、「規定合致」の需要の促進を受け、GDPRはデータ安全業界の発展を促進すると指摘した。
国家インターネット情報弁公室と中国証券監督管理委員会はこのほど、「資本市場によるネットワーク強国建設への貢献促進に関する指導意見」を共同発表した。資本市場の力を十分に発揮し、インターネット情報企業の発展を促進する。
ネットワーク強国の政策、規定合致の需要の促進、業務の需要の駆動を受け、ネットセキュリティ業界が大きな市場を切り開こうとしている。