5月15日午前、第三回シルクロード博覧会成果発表会が開催され、第三回シルクロード博覧会執行委員会副主任で陝西省政府副事務長の薛建興氏が今回のシルクロード博覧会の各項目の成果について報告した。第三回シルクロード博覧会執行委員会副主任兼事務長で陝西省コンベンションセンター主任の李建義氏が発表会の司会進行役を務めた。
関係筋によると、陝西省は今回のシルクロード博覧会で430件の重点推薦プロジェクトを発表し、投資総額は1.02兆元に達した。その内容は主に農業、エネルギー化学工業、製造業、省エネと環境保全、文化と観光など9種類に及ぶ。吉利新エネルギー車産業化プロジェクト、大西安地下空間投資発展産業基金プロジェクト、招商局グループ西安港戦略協力プロジェクトなど一連の重大プロジェクトの協定が締結された。その中で、雅居楽灃河国際ドリームタウンプロジェクトの投資総額は400億元に達した。
統計によると、今回のシルクロード博覧会で陝西省代表団が締結した外資利用プロジェクトの契約上の投資総額は51.22億ドルに達し、うち外資投資額は16.5%増の47.08億ドルに達した。国内合同プロジェクトの契約上の投資総額は1.404521兆元、ハイテク成果取引額は5.19億元に達した。シルクロード博覧会の会期中、イギリス側と締結した基本合意書の契約額は約12.15億元、マレーシア側とは約16.47億元に達した。
第三回シルクロード博覧会執行委員会副主任・陝西省政府副事務長の薛建興氏
国内外の来賓が一堂に会する 主賓国のイベントは史上初レベル
紹介によると、カザフスタン、イギリス、マレーシア、フィリピン、カンボジア、フィンランド、イラン、韓国、キルギスタン、ミャンマー、ネパール、南アフリカ、シンガポールなど75の国と地域の政治要人計52名と1900名余りの海外の来賓らが博覧会に参加した。会期中、重要な会見が計16回開かれ、主賓国のイギリスとマレーシアのイベントの量、種類及び分野はかつてないレベルに達した。また、文化、観光、芸術、グルメなど多種多様な関連イベントも開催。陝西省と「一帯一路」沿線国・地域及び国内の省・区・市との提携事業の奥深さと幅は拡大し続けている。
20数分野に及ぶ40回以上のフォーラム、提携に関して多くの合意に達する
シルクロード経済ベルト国際協力フォーラム、上海協力機構加盟国クロスボーダー動物疫病共同予防管理協力会議、シルクロードビジネス連携(西安)円卓会議、中英地域間経済協力フォーラム、第九回グローバル陝西省実業家会議など様々な国際協力フォーラム、交流発展フォーラム、ビジネス円卓会議、プロジェクト推薦会、投資商談会、及び主賓国、主賓省、主賓市、テーマ市の特別イベント等40回余りのイベントが開催され、経済、文化、金融、ビッグデータ、法律、教育、女性、文化財と考古、飲食など20数分野とテーマに及んだ。
会場を科学的に設置 参加者は延べ30万人
今回のシルクロード博覧会はオープンかつグリーンという新たな開催理念に基づき、従来の地域別、国別の展示館設置原則を打ち破り、会場を科学的に設置し、1つの協力交流館、4つの産業館、1つの特色製品館を設置した。アメリカ、フランス、イギリス、日本、スペイン、韓国、タイ、ネパール、カザフスタンなど20数か国の海外企業計30社余りが出展し、延べ2600のブースを設け、出展企業は2000社に達し、1万以上の様々な特徴的製品を展示・販売した。概算統計によると、会期中、西安曲江と緑地展示館の参加者数は延べ30万人、見学や商談に訪れた一般客は4500人に達した。
第三回シルクロード博覧会執行委員会副主任兼事務長・陝西省コンベンションセンター主任の李建義氏
李建義氏は次のように述べた。「今回のシルクロード博覧会の成功は、次回のシルクロード博覧会の準備作業の開始を意味している。執行委員会としては今年のシルクロード博覧会の開催の経験に基づき、できるだけ早く来年のシルクロード博覧会の準備作業を計画し、手配していきたい。また、陸海・内外が連動し、東西が双方向に助け合うという全面的かつ開放的な枠組みの形成を積極的に推進し、より重要で新しい役割を果たしていきたい」。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月11日