「ハイブリッド小麦は、もはや夢物語ではない」中種雑交小麦(北京)有限公司の陳兆波総経理が10日、記者に熱く語った。
「ハイブリッド小麦の種は供給が追いつかないほどで、昨年は『京麦9号』の種を2万5000キロ販売した。今年の推移を見ると、年間20−25万キロの販売は問題がなさそうだ。京麦9号は乾燥と低温に強く倒れにくいといった総合的なメリットを持つ。畑では良く成長し、実がぎっしり詰まり生産量も多く、農家からは好評を博している」
中国のハイブリッド小麦は、中国オリジナルの重大科学技術成果として、広範囲の生産に向かっている。北京市農林科学院が開発した「京麦」シリーズハイブリッド小麦は昨年、大規模応用を開始した。
喜ばしいことに、中国のハイブリッド小麦技術は完全に独自の知的財産権を持ち、その全体的な研究開発水準と応用ペースは、世界のハイブリッド小麦分野の先頭に立っている。
専門家は「実践により、ハイブリッド小麦の増産、節水、耐乾性、それから土を痩せにくくするといった大きな長所があることが証明されている。一般的な小麦より生産量を20%以上増やし、水使用量を30−50%削減し、種の量を30%以上も減らすことができる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月12日