全国乗用車市場情報連席会の崔東樹秘書長は「出資比率の規制緩和、関税引き下げなどの政策により、自動車業界の競争がより十分になり、全体的な進歩を促す。しかしこれに伴い業界の統合が生じ、一部の企業が淘汰される。自動車業界のこれまでの高度成長で各社が利益を手にしたが、成長率の低下とモデルチェンジの加速に伴い、この変化に追いつけない企業は大きな圧力に直面する」と指摘した。
モデル3の生産能力はこれまで、テスラの収益を圧迫していた。国産化で生産能力を拡大し、さらに部品輸送など一連の費用を削減できれば、同車種の中国での価格はこれまでより3分の1ほど下がり、20数万元のみになる可能性が高い。
自動車メーカーの新勢力の発展に残された時間は短くなっている。「新勢力は発展を加速しなければならない。テスラの工場建設と正式な生産に伴い、伝統的なメーカーは新エネ製品に力を入れ、新エネ車市場が安定成長期を迎える。今後2−3年内に新勢力は淘汰に直面し、一部の企業は経営を維持できなくなる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月13日