カナダのロブスター、ニュージーランドの牛乳、スイスのチョコレート――第1回中国国際輸入博覧会(China International Import Expo:CIIE2018)には約100の国と地域から1000社以上の食品・農産物企業が出展する見通しで、すでに来年11月に開かれる第2回輸入博覧会のブースを予約した食品企業もあると伝わった。
中国国際輸入博覧局が14日に開催した「第1回中国国際輸入博覧会食品・農産物展示ゾーン事前マッチメイキング商談会」で、独メトロ、仏ルサッフル、日本の森梨、フランスの「中国・地中海地域経済協力貿易機構(ORGANISATION SINO-MÉDITERRANÉENNE DU COMMERCE:OSMC)」の4つの企業・機関が、2019年に開かれる第2回中国国際輸入博覧会への出展者に応募した。展示面積は3000平方メートルを超えるという。
博覧会を主催する国家会展中心(上海)の唐貴発・総裁の説明によると、博覧会の出展企業募集活動はすでに終盤に差し掛かっているもようだ。全部で7つの展示館のうち2つを食品・農産物ゾーンで使用する予定で、総合食品・スナック食品・乳製品・飲料・酒類・農産物・国家展覧会参加代表団などのエリアに分かれて展示が計画され、総展示面積は約6万平方メートルに上るという。
OSMCは今回、コルシカ島を中心とした地中海エリアにある30社以上の中小企業から成る訪中団を率いて中国市場の開拓に訪れた。OSMCの責任者で、仏コルシカ島商工会議所中国国際輸入博覧会特別派遣代表のBertrand Mulot氏は、「第1回中国国際輸入博覧会の食品・農産物ゾーンはブースに余裕がなく、多くの地中海エリアの特色ある企業が出展できない状況だ。そのためOSMCは、より多くの中小企業に中国市場参入の機会を提供するために、来年のブース予約の事前申請を決めた」と語った。
商談会では、海外の食品・農産物出展企業35社と中国の中央企業・地方大手国有企業・外資系企業・電子商取引企業など36社のバイヤーが商談を進めた。緑地商業(集団)有限公司小売事業部国際調達部の金璐副総監は、「傘下の高級スーパーの昨年の海外からの直接仕入額は20億元を超えており、今年は輸入博覧会に焦点を合わせて原産地の企業を探す方針だ。」と語る。同社は現在、「6日+365日」輸入商品展示取引サービスプラットフォームを構築しており、展示面積は20万平方メートルに達する見通しだという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月15日