賢者は橋をつくり、愚者は壁をつくる。経済グローバル化の今日、外界から隔絶した孤島はなく、自ら垣根を作って歴史の波に逆らえる国はどこにもない。問題や対立を前にして、人類運命共同体を堅持し、開放・協力・ウィンウィンで世界を受け入れるのか、それとも自国優先を選び、門戸を閉じて建設を進めるのか、中米両国は現在、自らの行動で答えを出そうとしている。貿易戦争という歴史に逆行する行動に対しては、世界各国が手を携え、経済グローバル化と多角的貿易体制を守るためにいっそう努力する必要がある。
中国側の開放拡大の努力は、米側の圧力によるものでもなく、米国の挑発によって止めることでもない。中国側は、外界の環境がいかに変化しようとも、外部の圧力に屈することはないし、自らの発展のリズムを変えることもない。開放拡大の道を進むことは、中国にとって、中米貿易紛争への対応の最良の答えであり、世界に対して大国としての責任を負うということでもある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月16日