通信規格を定める国際団体3GPP(第3世代協力パートナー計画)第80回総会は15日、5G NR(New Radio:5Gで使う新しい周波数帯)独立ネットワーク構築機能の凍結を決定した。非独立ネットワーク構築NR標準が昨年12月に完了しており、5Gは第1段階の全機能標準化活動を終え、全面的なラストスパートの新段階に入った。
中国にとって、5Gには重大な意義がある。1Gの空白、2Gの追随、3Gの進展、4Gの並走、5Gのけん引に移り変わり、中国モバイル通信産業は世界の舞台に立っている。情報によると、中国メーカーが5G標準に占めるシェアは3割前後と見積もられている。
5GがIoEの時代を切り拓く
モバイル超高画質動画、AR/VRなどの通信量消費、工業自動化、自動運転、ネット接続ドローン、遠隔医療、スマート交通、スマートグリッドなどの未来志向の応用シーンはネットワークに対して、高い信頼性、超低遅延、大量の連結といった要求を突きつけている。
5Gは上述した未来のデジタル経済時代の需要を満たすインフラであり、AI、ビッグデータ、クラウドコンピューティングと緊密に結びつき、IoEの新たな時代を切り拓く。