そのほか、金融サービス実体経済の政策の影響により、信託会社の主要業務回帰が目立ち、信託業務が増益の主な出所となっている。統計によると、18年第1四半期の信託業の営業収入は243億3600万元で前期比11.98%増加、利益総額は167億6700万元で8.39増加し、4半期連続の1桁成長が続いた。
信託業の今後の発展について、中国信託業協会特約研究員の周萍氏は、リスク防止、安定したモデル転換、質・効果向上という経営方針のもと、伝統的な不動産と政府の融資プラットフォームを主とする信託業務のコンプライアンスリスクが高まり、業務拡張の難度は増すとの見解を示す。信託会社の業務範囲は今後、不動産と政府の融資プラットフォームから消費アップグレード、産業アップグレードなどの新興分野に拡張するとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月20日