「見合い経済」の潜在的利益がますます多くの企業や産業を引きつける。従来の結婚相談所やメディアが発展してサイト、ホテル、観光スポット、娯楽場所になり、祝祭日には次々に「見合い経済」の急行列車に乗り込むようになった。小規模な心理コンサルティングセンターやイメージデザイン会社も「愛情診断」や「見合いイメージプラン」といった形で乗り出し、「見合い経済」の巨大な消費チェーンの輪の1つになっている。
調査会社・艾瑞諮詢(iReseach)の資料をみると、17年の中国ネット見合い市場の規模は前年比16%増加して、40億元に達した。今後は年10%のペースで増加し、20年には52億7千万元に達することが予想される。珍愛網、百合網、世紀佳縁といった中国の有名婚活プラットフォームは、一線都市か二線都市にとどまるものが多く、三線都市や四線都市はほとんどカバーされていない。だが三・四線都市の見合いニーズは一・二線都市を上回り、見合い市場の可能性は極めて大きいといえる。
中国の婚活ネット市場では、約10サイトが資金調達に成功している。現在、モバイル端末アプリの普及にともない、主な婚活ブランドが携帯電話アプリに重点を置くようになった。業界の調査によれば、百合網などは14年にすでにモバイル端末での営業収入がオンラインサービスの営業収入全体に占める割合が40%に達し、世紀縁も同期のモバイル端末での登録件数の割合が70%に達したという。こうしたデータからわかるのは、これまでも現在もこれからも、婚活見合いサイトはモバイル端末アプリに力を入れるべきだということだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年6月20日