電気自動車(EV)の普及促進に向けた中国電動汽車百人会の秘書長(事務局長)で上席専門家を兼務する張永偉氏は、 「自動車の電動化が始まったばかりのころ、標準化問題で有効な解決策が見つからず、今のような充電も通信も規格が統一しない状態を招いてしまった。スマート化の時代にこれと同じ失敗を繰り返してはならない」と強調する。
「先に標準を確立し資源を集約した者がより多くの自動車を路上で運転させ、確立したルールを実用化レベルまで持っていく。こうした規制や標準が先行する環境は、技術面のブレークスルーよりもスマートカーの発展にとって有利となる。この点で中国は優位性を持っている。手本となるようなモデル、標準、法制度を確立することが好ましく、モデル都市の設置や制度の刷新などによって、スマートカー産業の飛躍的な発展を牽引できるであろう」
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月22日