工業経済を安定しつつ好転させる有利な要素が増加
データによると、1−5月の一定規模以上工業企業の資産100元あたりの主業務収入は96元で、前年同期比2.4元増となった。1人平均主業務収入は14万元増の126万1000元。売掛金平均回収期間は45.5日で横ばい。
工業企業の業績改善は、工業のファンダメンタルズの好転によるものだ。国家統計局工業司の文兼武司長は「供給側構造改革の掘り下げに伴い、工業生産が安定的に好転し、構造が改善され、業績が向上している。工業経済を安定しつつ好転させる有利な要素が増加を続けている」と指摘した。
生産側を見ると、5月の工業電力消費量は前年同月比10.8%増で、伸び率が前月を3.5ポイント上回った。送電損失を除いた工業電力消費量は11.4%増で、伸び率が前月を5.5ポイント上回った。工業生産がさらに活況を呈している。
物流側を見ると、5月の貨物取扱量は8.2%増で、伸び率が前月を6.3ポイント上回った。貨物輸送量は8.5%増で1.1ポイント上回った。うち鉄道貨物輸送量は11.8%増で10.4ポイント上回った。工業製品の輸送量が拡大していることが分かる。
需要側を見ると、5月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比4.1%増で、2カ月連続で伸び率が上昇した。前月比では0.4%増で、4カ月ぶりに増加に転じた。これは工業製品の需要が拡大に向かっていることを示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月28日