A株相場が下げ続けるなか、中国人民銀行(中央銀行)や証券監督管理委員会(証監会)などの中国政府関係部門は先ごろ、相次いで好材料を発表した。同時に、関係部門は当面の経済情勢について分析を行い、市場の関心事に反応してプラスのサインを打ち出した。
これについて業界関係者は、内外の複数要因による影響で先週の中国A株相場が大きく変動したが、政府はマクロ、メゾ、ミクロの多層にわたる市場期待改善策を打ち出しており、これはA株相場の安定化に有利なものであるとの見方を示している。
先週、A株相場が大幅下げの後、中国人民銀行総裁の易鋼氏は直ちに金融市場に反応した。易鋼氏は、6月19日の株式相場変動について、主にマインドが影響したもので、他の株式市場がいずれもある程度下落したと指摘。投資家に冷静を保ち、理性的な見方を保つよう呼びかけた。