易鋼氏は、現在の中国経済ファンダメンタルズが良好で経済成長の靭性も強く、需給が均衡し、成長エネルギーの転換が加速しているとの見解を示した。ここ数年にわたって中国経済に対する内需の牽引力が持続的に上がり、中国経済が外部ショックへの対応能力が向上していると話した。
「中国人民銀行は終始、外部ショックの影響を注視している。将来を見据えた関連政策の積み重ね、各種金融政策ツールの総合的運用、流動性の安定維持を進め、構造的なレバレッジ解消の強度とリズムを捉えることで、経済の安定・健全な発展を促進し、システミックな金融リスクが生じないボトムラインを守る」。特に政策の積み重ねを強調し、市場期待を明確にした。
マクロ経済について国家統計局局長の寧吉喆氏は、詳細な経済統計をもとに現在の経済情勢を説明した。それによると、今年に入ってから国民経済は安定し、上昇基調が持続的に固まっている。供給側構造改革が進み、経済発展の協調性が強まった。イノベーション駆動の成果と効果が目立ち、発展の新エネルギーが急速に育っている。市場期待が安定的に上向き、発展の信頼感は持続的に増強された。また、中国経済の安定化発展レンドが固まり、質と効率が次第に高まって、発展の安定性、協調性、包摂性、持続可能性が一層強まったとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月28日