韓国が「新北方政策」を推進、「一帯一路」と連結へ

韓国が「新北方政策」を推進、「一帯一路」と連結へ。

タグ:一帯一路

発信時間:2018-06-30 13:54:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 韓国政府は昨年7月に「100大国政課題」を発表し、「新北方政策」を推進することを明らかにした。韓国はそのため大統領直属の北方経済協力委員会を発足し、「新北方政策」の具体的な事業を担当させた。「新北方政策」はこれにて、韓国現政権による多国間協力の推進の重要な一部となった。「新北方政策」は「9つの橋」戦略、地域差別化戦略、制度・金融インフラ整備、人文交流、企業発展支援を推進することで、貿易・投資を含む各分野の交流と協力を促進する。うち9つの橋(天然ガス、鉄道、港湾、電力、北極航路、造船、農業、水産、工業団地の協力促進)は、「新北方政策」の重要内容の一つだ。


 9つの橋には具体的に、次の内容が含まれる。(1)ロシアから液化天然ガス(LNG)を導入するパイプを追加し、天然ガスの輸入多元化を実現する。また南北とロシアを結ぶパイプラインの建設を見据える。(2)シベリア鉄道を利用し物流コストを削減し、これを朝鮮半島の鉄道網と結びつける。(3)極東の港湾を対象に現代化建設を展開する。(4)南北・露・日・蒙などの間で電力共有の広域送電網を建設する。(5)北極航路で新たな物流輸送ルートを切り開く。(6)砕氷LNGタンカー及び関連工場を作る。(7)種子の研究開発、栽培研究などの農業協力を展開する。(8)水産物総合団地を建設し、水産物資源の開発を支える。(9)南北・露が共同参画する浜海工業団地を建設する。


 「新北方政策」は中国との具体的な協力について、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)の建設との連結、中国東北3省との協力に重点を置いている。例えば韓国はアジアインフラ投資銀行(AIIB)、大豆満江開発計画などを積極的に利用し、中蒙露経済回廊の関連プロジェクトを開発しようとしている。鉄道連結を積極的に促進し、中国やモンゴルなどの鉄道と朝鮮半島の鉄道を連結させ、鉄道ネットワークを構築することに期待している。また韓国は今年、一帯一路関連機関と協力の青写真について協議する予定だ。

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