北京市経済情報化委員会軟件(ソフトウェア)処の尤鎮副処長は30日、初となる『北京AI産業発展白書』を発表し、中国の人工知能(AI)関連企業の数が4000社を突破したと明らかにした。
中国の人工知能(AI)関連企業の数は2015年から2016年にかけて爆発的に増え、2018年5月8日時点で計4040社に上ったとした上で、「北京の中関村が中国のAIイノベーションの新たな最前線になるだろう」との見方を示した。
白書によって今回初めて北京のAI産業の実態が明らかとなった。同委員会はこれまでに関連企業を対象に数多くの調査研究を行い、シンポジウムを開くなどして、中国のスタートアップデータベースITjuzi(IT橘子)や藍海巨浪など投資会社の収集データを編集してきた。
ここ数年、北京ではAI関連分野で様々な製品や企業が数多く生まれている。ニュースアプリの今日頭条(Toutiao)が開発し、2018年1-4月期にダウンロード数で世界首位となったショート動画SNSアプリ「Tik Tok」(ティックトック、中国語名:抖音)などが挙げられる。