寧徳時代は今週、ドイツのチューリンゲン州政府と、投資額2億4千万ユーロでドイツ最大のリチウム電池生産工場を建設する協定を締結した。今年に入ってからも引き続き、中国企業の対外投資は拡大している。中国商務部の統計によると、1-5月に国内投資家は世界149カ国・地域の外国企業2987社に対して直接投資を行い、その累計投資額は前年同期比38.5%増の478億9千万米ドルだった。
また、トムソン・ロイターのレポートによると、今年上半期の中国企業によるクロスボーダーM&A規模は766億米ドルで、前年同期に比べ46%増加した。M&Aの対象は主にエネルギー、電力、製造業に集中。うち欧州企業を対象とするM&Aは、前年同期比で倍増の454億米ドルに上った。
中国企業による海外M&Aは、2017年の減速を経て再び増えている。データによると、上半期の中国企業による海外M&A金額は前年同期比46%増の766億米ドルだった。第1四半期の海外M&A金額は約144億米ドルに52.1%減少したが、第2四半期に入ってからは毎月増え、6月に上場企業が実施した海外M&A件数は20件余りに達した。