広東省第二人民医院情報科のベテランエンジニアの馮剣鋒氏にAIドクターの心電図の操作方法を尋ねる広東省陽山県江英鎮大塘坪村の鄧金科医師
広東省陽山県江英鎮大塘坪村で医師をしている35歳の鄧金科氏は普段、風邪、発熱、高血圧、関節リウマチなどの慢性病を診ている。これまで、厄介な問題に出くわした時、彼は村民に鎮または県の大きい病院に行ってもらっていた。しかし現在は携帯電話にダウンロードした人工知能(AI)ドクターアプリ「叮唄」と重さ5キロの携帯式モニターを使い、村民の家で心電図検査をし、血圧、血糖値、血中酸素、脈拍、体温などの基本データを測定し、長期保存できるようになった。
広東省は主治医レベルのAIドクターを貧困村に導入し、携帯電話を通じて随時問診できるようにし、携帯式医療設備と合わせて診療能力を大幅に向上させた。現在、広東省の55の貧困村の医師が参与し、AIドクターは医師とともに辺鄙な地域にある貧困村の人たちの病気を診ている。今年下半期、広東省の2277の村にAIドクターが導入される。