中国の今年上半期の自動車累計生産台数は前年同期比4.2%増の1405万8000台、累計販売台数は5.6%増の1406万6000台となった。陳士華氏は「上半期の販売台数の伸び率は高めだが、これは前年同期の販売が振るわなかったからだ」と指摘した。
新エネ車の生産台数は94.9%増の41万3000台、販売台数は111.6%増の41万2000台。許海東氏は「近年の状況を見ると、新エネ車は上半期の販売台数が少なめになっている。内的動力の推進を受け、新エネ車の販売は下半期も好調を維持するはずだ」と分析した。
中国汽車(自動車)工業協会は11日、今年6月の中国自動車生産・販売データを発表した。6月の中国自動車生産・販売台数は前月比でやや減少したが、前年同期比で高い伸び率を維持し、全体的には安定した。上半期の自動車販売台数の伸び率は前年同期を1.8ポイント上回り、全体的に年初の予想よりも好調だった。
具体的に見ていくと、6月の中国自動車生産台数は前年同月比5.8%増、前月比2.3%減の229万台、販売台数は前年同月比4.8%増、前月比0.6%減の227万4000台。上半期の中国自動車累計生産台数は前年同期比4.2%増の1405万8000台、累計販売台数は5.6%増の1406万6000台で、伸び率は1−5月より4.2ポイント上昇、5.6ポイント上昇となった。
SUVが初のマイナス成長、セダンが市場成長の主な動力に
6月の乗用車販売台数は前月比0.8%減、前年同月比2.3%増の187万4000台。近年売れ行きが好調なSUVはペースを落とし、6月に初のマイナス成長となった。市場シェアが最大の乗用車市場は回復を続け、成長が目覚ましい。上半期の中国乗用車販売台数は前年同期比4.6%増の1177万5000台。