具体的に見ると、セダンの販売台数は前月比2.5%増、前年同月比9.1%増の96万3000台。SUVは前月比3.1%減、前年同月比0.5%減の73万8000台で、SUVとしては近年初のマイナス成長。ミニバンは前月比7%減、前年同月比21%減の12万9000台。
国別に見ると、上半期のドイツ系乗用車の販売台数は247万2800台で、乗用車の販売全体の21%を占めた。日本は209万1200台(17.76%)、米国は125万8600台(10.69%)、韓国は55万2200台(4.69%)、フランスは19万6800台(1.67%)。前年同期と比べ、米国ブランドの市場シェアが低下し、フランスが横ばいとなった。その他のブランドは小幅上昇し、韓国系が急伸している。許氏は「中国市場は競争が激しい。中国ブランドは製品と質で攻めに転じている。米国系はそもそも競争力が高くなく、中米貿易摩擦が生じるなか、中国人消費者の感情にも悪影響が及ぶ可能性がある。下半期の売れ行きが懸念される」と述べた。
新エネ車の生産・販売は6月も好調で、生産台数は前年同月比31.7%増の8万6000台、販売台数は42.9%増の8万4000台で、前月比では伸び率がやや低下した。今年上半期の新エネ車の生産台数は前年同期比94.9%増の41万3000台、販売台数は111.6%増の41万2000台。
許氏は新エネ車の発展の流れについて「近年の状況を見ると、新エネ車の上半期の販売台数は少なめで、まとまって売れるのは下半期だ。今年上半期の販売台数は近年を大きく上回り、さらに内的動力の推進があり、新エネ車の販売は好調をキープするだろう。今年の新エネ車の100万台の販売目標は、問題なく達成できると考えている」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年7月15日