国連と世界貿易機関の共同設立機関、国際貿易センターのゴンザレス事務局長は「世界各国の経済は相互に折り重なり、依存度が高まり続けているため、一国主義に基づくいかなる貿易措置も奏効することはない」と指摘した。
ゴンザレス氏は「保護貿易主義は雇用を保護できない。今日の世界はこれまで以上に、国際協力と多国間主義による解決策を必要としている。多国間主義は協力を意味し、協力は相互妥協を意味する。これは単純なスローガンではなく、歴史の教訓と経験から導き出された実際的な活路だ」と述べた。
ゴンザレスはまた、中国が関税引き下げ、サービス市場の開放、知的財産権の保護の強化などの分野で得た進展を評価した。これらの進展は世界にとって有利であり、かつ中国経済の未来の健全な発展にとって極めて重要と判断した。
ゴンザレス氏は「中国は安定的かつ予測可能な多国間貿易体制の受益者だ。中国は同時に市場を開放し、交渉に参与し、その他の発展途上国を支援するなどして、世界に貢献している」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月17日