中国が米国をWTOに追加提訴、商務部が必要性を強調

中国が米国をWTOに追加提訴、商務部が必要性を強調。

タグ:WTO 追加提訴

発信時間:2018-07-20 10:33:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 中国商務部の高峰報道官は19日、米国側が総額2000億ドルの中国製品に追加関税の発動を検討していることについて、「中国側はすでに世界貿易機関(WTO)に追加提訴している。これはWTOの基本原則を守る必要な措置だ」と述べた。高氏は同日の記者会見で、次のように述べた。


 米国は総額340億ドルの中国製品に追加関税を発動し、WTOの最恵国待遇の原則と関税削減義務に違反した。中国側はこれについて、WTOに提訴した。米国側は今回、追加関税の発動を検討している総額2000億ドルの中国製品のリストを公開したが、中国側はWTOにさらに追加提訴した。


 多国間貿易体制が必要かは、重大な原則的問題だ。自由貿易の原則と多国間貿易体制を恣意的に破壊している者がいるが、我々は世界の貿易パートナーが共に制定したルール、共に構築した多国間貿易体制は遵守・保護されるべきと信じている。


 米国側の貿易戦争のエスカレートについて、中国側は必要な対策を講じざるを得ず、必然的に講じることになる。


 米国側の当局者は、中国と米国の交渉決裂の責任は中国側にあると述べているが、これは事実に合致しない。我々は米国側が関税の棍棒を振るいながら、全世界で貿易上のいじめを行う一方で、自国が罪のない辛い立場であると主張し、すべての責任を相手に押し付けようとしていることに留意している。


 今年2月より、中国と米国は前後して4回の交渉を行った。中国側は終始最大の誠意と、協力・ウィンウィンの態度を持ち、問題解決を促した。特に5月19日に双方は重要な共通認識を形成し、共同声明を発表した。ところが米国側は5月29日に一方的に声明を発表し、共通認識に背いた。6月上旬に双方はエネルギー・農業分野の具体的な協力について共通認識を形成したが、米国側は6月15日に再び共通認識に背いた。米国側は7月6日に公然と貿易戦争を発動し、7月11日にはさらにエスカレートした。


 我々はこれに深い遺憾の意を表し、このような一国主義と貿易上のいじめは受け入れられないと判断する。全過程の実情を見ると、言うことが当てにならず、態度を二転三転させており、双方の交渉の扉を閉ざしたのはまさに米国側だ。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月20日

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