AFP通信は24日、「ブラジル市場、中国にとって魅力的に」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。
中国と米国が貿易戦争を展開するなか、中国は不足を補おうとブラジルにシフトし、各分野に大量の資金を投じている。2010年以前であれば、ブラジルに流入する中国の資金は主に、このアジアの大国の食糧・エネルギー供給の確保に集中していた。投資戦略は近年、通信、自動車、再生可能エネルギー、金融サービス業に拡大した。今や中国と米国の貿易戦争が激化している。この状況下、中国はブラジルやその他のBRICS諸国に接近する意欲を持っている。
中国は現在、ブラジルにとって最大の貿易相手国だ。中国企業は2003年から今年6月までブラジルの約100件のプロジェクトに540億ドル弱を投資しており、うち2017年だけでも110億ドルにのぼる。これはブラジルにとっては朗報だ。ブラジルはラテンアメリカ最大の経済国であり、歴史的に最も深刻な衰退から徐々に回復している。専門家は、中国がブラジルの景気低迷からの脱却を促すとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月26日