中国国家発展改革委員会(発改委)が25日開催の記者会見で、発改委就業司巡視員の哈増友氏は、中国が就業の安定を保障する自信、意欲、能力、条件を有していると話した。
自信と意欲は空論ではなく、客観的にプラスの条件が3つあると説明した。
一、中国内需の潜在力が大きいこと。中国経済はここ数年にわたり、安定しつつ上向くトレンドを保ち、経済成長が就業をけん引する能力が持続的に増強している。2012年の中国GDP成長率1ポイント当たり都市部新規就業者数は162万人で、それが2017年には196万人へと34万人増えた。経済構造をみても、2017年の国内総生産は前年比6.9%増の82兆7億元で、うち貨物とサービスの輸出貢献率は9.1%にとどまり、経済成長が内需拡大によって実現した。
二、労働力需要が多いこと。近年、中国の労働力市場求人倍率は一貫して1以上を保ち、労働者に対する需要が旺盛だ。第三次産業の新規就業者数は年平均1500万人前後を維持。家事や介護サービスなどの新興サービス業が急速に発展し、就業受入規模が大きくなり、会社員の転職機会も多い。