年央経済ウォッチ:中国の強い消費エンジン、市場に信頼感をもらたす

年央経済ウォッチ:中国の強い消費エンジン、市場に信頼感をもらたす。

タグ:中国消費

発信時間:2018-07-31 15:57:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国の映画観客動員数は延べ9億人超で、宅配便業務量は2015年通年を上回り、全国飲食収入は1兆9500億元に上り、化粧品輸入は倍増となる。今年上半期の国民消費に関する各種統計が高いパフォーマンスをみせ、中国の国内消費は経済成長をけん引する作用を持続的に強め、経済成長の第一の駆動力となった。

 

 「上半期のGDP成長率に対する最終消費支出の貢献率は78.5%に達し、前年同期に比べ14.2ポイント上昇した。中国経済の発展に対する消費の基盤作用が表れ、消費が中国経済成長の最も重要なエンジンになったことが示された」。中国国家統計局国民経済核算司司長の董礼話はこう話す。

 

 消費市場は基本的に安定すると同時に、高度化の勢いも衰えていない。董礼華氏は、上半期に消費高度化関連商品が比較的高い成長率を保ち、家電、通信器材、化粧品の成長率がそれぞれ10.6%、10.6%、14.2%で、前年同期に比べ0.2ポイント、0.5ポイント、2.9ポイント高かったと紹介した。

 

 実物消費と同様に、サービス消費も高度化が進んでいる。国家統計局住戸調査弁公室主任の王有捐氏によると、上半期はスポーツ、健康、観光のサービス消費の勢いが強く、全国居住民1人当たりスポーツ・フィットネス活動支出が39.3%増、医療サービス支出が24.6%増、ホテル宿泊支出が37.8%増、交通費支出が22.8%増となった。快適な生活を追い求める享楽型サービス消費の需要が旺盛で、全国居住民1人当たり飲食サービス支出は16.6%増、家事サービス支出は33.1%増だった。

 

 中国銀行国際金融研究所研究員の高玉偉氏は、消費品市場の持続的な規模拡大に伴い、中国が世界最大の消費市場になるとの見方を示した。中国が世界最大規模の中所得層を抱え、巨大な消費高度化の需要があると分析。中国が7月1日から自動車の完成車とパーツ、一部の日用消費財の輸入関税を引き下げたことで、中国の消費は持続的、安定的、ハイクオリティな成長を保つことが可能と予想した。消費が中国経済成長を引き続きけん引するだけでなく、世界各国により多くの発展チャンスをもたらし、中国と世界の市場に信頼感をもたらすとみている。

 

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月31日

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